講談社α文庫
¥880-

野村 進

コリアン世界の旅

とにかく読んでみて下さい・・・。と言うのが一番手っ取り早い伝達のしかたなのだと思います。
この本から与えられるものは隣国に対してあまりにも知らない事が多すぎたという自分の無知さの確認です。
サッカーの日韓戦での韓国側のあの異常とも思える熱狂ぶり。在日の方々の日本に対する感情のデリケートな部分。韓国にとっての北朝鮮への感情。
韓国と日本の歴史的な深いつながり。日本で活躍する韓国の人の姿・・・。
などなどこの本から得るものはたくさんあります。
この「コリアン世界の旅」は1996年末に発刊され、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞したとの事です。
発刊されたことも知らないわけですから受賞の事ももちろん知りませんでした。
この度、文庫化された事と自分の中での韓国への興味がちょうど一致したため出会った本です。著者である野村進さんの取材力にただただ頭が下がる思いです。
冒頭にも書いたとおり、私ごときが内容を説明する事もできないので本の目次を書いてみます。この目次から興味が湧きでた方はぜひぜひ読んでみて下さい。

目次:

文庫版のためのまえがき

プロローグ  シークレット・メッセージ

1.コリアンとは誰か
  第1章 「帰化」--歌手にしきのあきらの場合
  第2章 焼肉はどこからきたか
  第3章 日本人が知らない「民族教育」
  第4章 パチンコ問題の構造

2.コリアン世界の旅
  第5章 世界でもっとも危険な街に生きる在米コリアン
  第6章 サイゴンに帰ってきた韓国兵たち
  第7章 韓国人ボクサー 父と子の拳
  第8章 済州島・ニッポンに一番近い島

3.終わりと始まり
  第9章 金日成は生きている
  第10章 大震災のあとで--神戸市長田区の人々
  第11章 Jリーガーのコリアンたち
  第12章 新井英一・夜明けの旅

単行本あとがき

解説 内在肯定力の旅  梁石日

とまぁ、こんな内容で約500ページの内容です。
私たちは英語やフランス語、ドイツ語、せいぜい中国語でなら1から5ぐらいまでカウントできますが韓国語でもできるという人はほとんどいないのではないでしょうか。
2002年のワールドカップの時、韓国からたくさんの人が日本にきます。そしてたくさんの日本人も韓国へ行くでしょう。その時、一番近い隣の国の事をもう少し理解できていたらと思います。

読書TOPへ戻る