今さら浅草を紹介しても何になる。という気がしないでもないが、この街は時代からとり残されてしまったものの何か大事なものをいまだに残しているような気がする。
大昔、私が子供だった頃、この街は流行文化の発祥の地であり活気づいていた。「六区」呼ばれている通りには映画館や演芸場があわせて30館近くあったし、「花やしき」「楽天地」「新世界」などのアミューズメント・パークもあった。多くの喜劇人も輩出した。
しかし映画の衰えとともにこの街は急速に衰えていった。今ではお年寄りと外国人観客、そしてちょっとズレている修学旅行生しかいない街になってしまった。毎年夏に行なわれる「浅草サンバ・カーニバル」ぐらいしか浅草を思い出すものはなくなった。
しかし時代と逆行しているこの街に足を運ぶと毎回なぜか力が湧いてくるというか自分の中で忘れかけている何かを思い出しそうになる。それが何なのかはまだ分らない。だから浅草は私にとって要注意の街なのだ。
※ここでの情報は2000年6月現在のもの。
写真の上にカーソルを置くとワンポイント・コメントあり。
子供の頃は屋上の遊園地が遊び場だった。 ウンコみたいなオブジェ。左は生ビールのジョッキに見立てている。泡が上の方に・・・。 あまりにも定番な景色。
栃木、福島方面からの拠点、東武浅草線が入っている松屋
松屋というと銀座よりも浅草を思い出してしまう人は下町育ちかも。
隅田川くだり水上バスターミナルの向こうに見えるのはアサヒビールのオブジェ。
この水上バスは東京都観光汽船が運営しているが東京都の運営でない。
浅草と言えば雷門。いまだ衰えずココで記念撮影をする人たちは老若男女とわずかなり多い。
隣には日テレのなんだろうショップがある。
撮影ポイントとしてはやはりココしかない感じ。 たしかに針に糸は見事に通る。 線香ぐらい自分で買わないと効き目はないと思うのだが・・・。
はい。この大提灯をバックに撮影しましよう。仲見世通りを入れ込めばバッチリ。
全員の記念撮影をしたいなら遠慮なく横にある交番のおまわりさんに頼もう。
門を抜けるとすぐ左には皆勤賞もので糸通し機を売るオジサンが待ち構えている。
それにしてもKS貿易宣伝部とは?
修学旅行生がけっこう買って帰っている。
浅草寺ではまずは煙の洗礼。
体の悪いところに煙をあてると良いらしいが、ほとんどの人は他人が買った線香の煙を使っている。
それで御利益はあるものか。私は必ず財布に煙を・・・。
女性はこの入口から入るのはかなり勇気がいるかも。 昭和30年代ではないのにこの景色。 煮込みなどいろいろな匂いが交じり合ってかなりキツイ。
松屋の地下には今の時代なの?と思えるよなタイム・スリップ空間がある。
ちょっと臭うけどせっかくなら体験したい。
この薄暗さ。けっしてセピア調に加工していないのにこんな写真になってしまう。
煮込み中心の店が多いせいかヨロヨロ、ボロボロのオヤジが圧倒的に多く若い女の子などまずいない。あげくにはこんな看板も。
平日は閑古鳥の新仲見世通り。 地下鉄の駅の中では一番趣があるかも。 仲見世混雑時はこの裏道が便利。
新仲見世通り。平日などはお年寄りばかりで観光にやってきた外国人はどう思っているのだろうか。 地下鉄銀座線の浅草駅の入口。古い彫刻などもあり、歴史を感じることができる。
お年寄りが多い浅草なのに銀座線にしろ都営線にしろエスカレーターがなくかなりキツイ。
仲見世の店舗の裏側。朱塗りされていて見栄えはかなり良い。
この裏通りに意外な店が点在しているのでちょっと注意したい。
「岡崎屋惣次郎」電話:0120-846-874。 最近の修学旅行生はお金持ちらしく乗っていることが多い。 下足をビニールに入れて入場。オッサンの靴下の匂いが気になることも。あとひと膝、あとひと膝、お詰めくださいませぇ〜。
いつの間にか突如現れた「人力車」商売。10分2人で3000円と、かなり高い。乗らない方が良いだろう。
講談つきの人力車もあって、こちらは45分2人で14000円。
アジアからの外国人に交渉中の車夫さん。てことは会話についてはどうなのだろう?と思わず聞き耳を立ててたのだが、英語で頑張っていた。 こんな感じで浅草界隈をまわる。
後に見えるのは大衆演芸場の「木馬館」いつもご贔屓筋のおばさん達が並んでいてなかなかの盛況ぶり。
ちょっと分りにくい所にある「まさる」。電話:3841-8356、水、日、祝休み。 江戸もんじゃ「松邑」。電話:3843-5053、火曜休み。 治安悪し、清潔感もイマイチ。なのに子供の頃からある風呂屋・・・不思議だ。
天丼の「まさる」江戸前の魚を中心にした天ぷらはかなり美味い。
しかし江戸前天丼2800円は高いかな。
間違っても老舗のまずい天ぷら屋には行かないように。
下町といえば「もんじゃ焼」といつの間にか定番になってしまったが、浅草では花やしき裏の「松邑(まつむら)」がお薦め。
ババァは喧しいが水もんじゃは美味い。
浅草温泉。人が入っているようには見えないのだが、なぜか潰れないということはそれなりに繁盛しているのだろう。
貴重品はなくなってもなくす方が悪いので覚悟して行くこと。
「ふじ屋」電話:3841-2283、木曜休み。 てぬぐいは800円から1200円ぐらい。 折りてぬぐいというのもあって、これは折っていくと財布になったりする。
浅草寺横にあるてぬぐい専門店「ふじや」。浅草に来たら必ずお立ちよりすることをお薦めする。
これぞ日本の色使いという色彩でてぬぐいが置かれている。写真のように額縁に入れて飾っておくのもかなりオシャレだ。外国人の知り合いにはお土産にしたら喜ばれることは間違いないだろう。
「助六」電話:3841-7058、火曜休み。 牛鍋「米久本店」電話:3841-6416、無休。 意外に知らない人が多い焼肉横丁。
仲見世通り浅草寺寄り一番奥にある江戸趣味小玩具「助六」。
江戸時代の風俗をオモチャを通して発見できる。こちらも外国人にウケそうだがちょっと高い。
牛鍋の「米久本店」は値段もそこそこで美味しい肉が食べられる。
これぞ関東の味といえる割り下で食べる肉はあっさりして食べやすく万人向き。
ひさご通りにある焼肉横丁
ほとんど見逃してしまうぐらいの路地にあるのだが、目移りしてしまうぐらいお店がある。ランチでいいかな。
昔は入園料タダだったが今ではしっかり入園料をとる。ホームレス対策とか・・・。ビックリハウスがお薦め。 国際劇場がなくなった時に浅草は終わったのかもしれない。 サンバ・カーニバルに命をかけている「おかみさん会」
浅草が誇るテーマパーク「花やしき」。ここのジェットコースターの安全性を無視した恐怖をぜひ体験して欲しい。
タモリ倶楽部という番組で東京ディズニーランドのオープン時にここをTDLと言い通して中継していた。
正面の高いビルが「浅草ビューホテル」これが建つ前には「国際劇場」があった。
このホテルが重宝されるのは花火大会の日のみ。
なのに普段の料金も異常に高い。
浅草の発展を願って結成された「浅草おかみさん会」のポスター。
浅草振興に一生懸命なのだが、浅草衰退の原因とも言われたりしている。でもご本人たちは満足しているようだ。
まぁ、とにかくいろいろな人種と人間模様が見られるので、土日にはぜひとも足を運びたい。 こいつのように運動不足で肥満の犬が多いのも特徴。 馬券談議に花は咲くものの大儲けしたという話は、一度たりとも聞いたことがない。
六区にさん然とそびえ立つWINS浅草。このWINSは土地柄100円単位で馬券が購入できるから人気が高い。
拾い屋の数も他のWINSに比べて圧倒的に多い。
浅草には犬が多い。街並みから柴犬などの日本犬や雑種が似合うような感じだが、実際はブルドッグ、パグ、ブルテリアなどの不細工系が多く、しかも街に馴染んでいる。 WINS浅草の裏にズラッと並んでいる居酒屋。ここいらの店はすべてケーブルテレビで競馬中継をしている。
この横にビートたけしがエレベーターボーイをやっていた「フランス座」がある。 ホットドッグ「ジロー」電話:3841-5851、火曜休み。 洋食「ヨシカミ」電話:3841-1802、木。
すっかりさびれてしまった六区に健在の「浅草演芸ホール」。
落語を中心にオールドスタイルのお笑いはこの街にあまりにも嵌りすぎている。
ここ「ジロー」のホットドッグ(といってもハンバーガーなのだが)とホワヰトシチューはとにかく美味い。
ただし、最近は休みがちなのがとても気なる。
あまりにも有名になりすぎてしまった洋食の「ヨシカミ」。
平日の5時まで食べられるランチ1480円が魅力。料理パフォーマンスが楽しめるカウンター席が良い。
肉まん食べる時はあらかじめティッシュの用意が必要だ。 ちょっと大阪テイストのネオン・ライト。 青いパンツも赤いパンツも一度洗えば、ぜんぶ白ッ!などと言っているのを聞いたことがある。
セキネ」のシューマイと肉まんも浅草に来たら絶対食べて欲しい。特に肉まんは立ち食いできるからぜひお試しあれ。
ただし、肉汁が多いので食べる時は注意が必要だ。
ここまでデカイ、ネオン・ライトは自信の表れかもしれない。
夜の浅草、新仲見世通りの入口にさん然と輝く。
くどいようだが肉まんを食べる時は口の中を火傷しないように。
ディスカウント・ショップ「余荷解屋(よにげや)」。
いくつもの商品(最初は4点ぐらい)がまとめて2000円などの値段で口上が始まる。あとは値段は変わらず商品の数がだんだん増えていく。
仲見世の中を練り歩く神輿。先頭はデブ内山。 はい、子供神輿はつかまっているだけで良いのです。 半被オールスターズのテラス?での飲み会は圧巻!
21世紀最初の三社祭の神輿。
この時期の浅草が一番華やいでいるだろうか。男は男らしく、女も男らしくて女ぽい?分かるかな、この表現。
子供神輿はまだ何で参加しているのかよく分からない子もいてとても微笑ましい。
ほとんどの子がただ触っているだけなので年長組と大人は重労働。
ある意味、アジアぽい風景だが、半被を着た男は男らしいし、髪をひっ詰めたネエちゃんはやけに色っぽかったりして目がくらむこともあるので要注意。

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