TDS
東京ディズニーシー・プレビュー
2001.9.1記

プレビュー終了直前の8月30日に東京ディズニーシー(TDS)に行ってきた。体力的に夜のショー(ディズニーシー・シンフォニー)までいるのは無理だったが、そこそこ見て回ったのでその感想なりを書いてみた。

開園が9時で入場券の引き換えは8時からというので8時前には到着せねばと目標時間を7時30分にして家を出たが、途中高速道路で事故渋滞に巻き込まれて到着したのは8時30分だった。到着して駐車場(TDLと同じ2000円)に車を入れゲートへ。そこでまずビックリ。おいおい今日ってまだプレビューの日だよね。と問いかけてみたくなるほどの人の数、数、数。列、列、列。
入場券に引き換えて列に並んでも次から次へと人は増えてくる。

地球が噴水で持ち上げっている。 ホテル・ミラコスタを抜けるとTDSの全貌が・・・。

9時ちょうどに開園。入ってすぐのディズニーシー・プラザには船長スタイルのミッキーやミニーがいる。お目当てのアトラクションに駆け出す人たちを少しでも少なくする役目も果たしている。
ディズにシーは海をテーマにした7つのテーマポートからできている。ひとつずつは、

■メディテレーニアンハーバー/ロマンティックな南ヨーロッパの港町
■ミステリアスアイアランド/天才科学者ネモ船長の驚異に満ちた秘密基地
■アメリカンウォーターフロント/ニューヨークとケープコッド・・・20世紀初頭のアメリカの郷愁
■ポートディズカバリー/時空を越えた未来のマリーナ
■ロストリバーデルタ/中央アメリカの失われた古代文明
■アラビアンコースト/魔法と神秘に包まれたアラビアンナイトの世界
■マーメイドラグーン/リトルマーメイドと仲間たちのゆかいな海底王国

となっている。
さて、入園後、予定としてはミステリアスアイアランドの「センター・オブ・ジ・アース」でファストパスをもらってからロストリバーデルタにある「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」に並ぶつもりだった。しかし、入場前に「インディー・ジョーンズ」はシステム調整のため運休がアナウンスされていたので、ここは迷わず「センター・オブ・ジ・アース」に的を絞って向かうことに。。

怪しく火を吹くインディー・ジョーンズの山。 普段はおとなしく美しい山と水辺。

小走りでアトラクションに着いた時にはもう時はすでに遅しでまたしても人、人、人。カミさんをスタンバイの列(普通に並んで順番を待つ列)に並ばして、自分はファストパスの列の最後尾を目指す。ところが、どこまで行っても最後尾にはたどり着かない。
どうにかこうにか最後尾に着いたところでハタと気づいた。ここはさっきカミさんが並んでいた場所の近くではないか・・・。そうファストパスの列は「センター・オブ・ジ・アース」がある山を一周していたのであった。こりゃ、ダメだと思い。カミさんが並んでいた列に合流。ファストパスは諦めた。幸い、ほとんどの人がファストパスの列を目指したので、スタンバイの列は思ったほど混んでなく結局、40分待ちほどでお目当ての「センター・オブ・ジ・アース」に乗ることができたのでコレはかなりラッキーだった。

センター・オブ・ジ・アース」に乗った感想はというと、正直、物足りなかった。面白いという前評判を聞いていたせいで期待しすぎたのかもしれない。6人乗り(2人×3列)のカートのようなもので暗闇を走り抜けるのだが、横揺れや縦揺れが多いわりにはさほど凝った演出もない。ようやく最初の落下ポイント(ジェットコースターのような)に来て、ウワァ〜と落ちて、いよいよ始まりかと思ったら、もう終点だった。おいおい、もう終わりかよ。という感じだった。
オープン後も長時間並ぶことは必至のアトラクションだろうが、並ぶ時間のわりには、何だかなぁ、という印象を持つことは間違いないだろう。

腹も立たない程度の肩すかしをくった後は、運休されているとはいうものの、せっかくだからとインディー・ジョンズの場所を確認するためにロストリバーデルタに向かう。ここでハプニング。なんと「インディー・ジョーンズ」が稼動していたのだ。メンテナンスが思いのほか早く終わったのだそうだ。すでに偶然居合わせた人や情報を聞いた人が殺到していてもうかなりの列ができていた。ここは迷わずファストパスの列に並ぶ。30分ほどしてファストパスを発券してもらった時の時間は10時16分。ファストパスの指定時間は15時35分から16時35分までと記されている。これでゆっくり他の場所やアトラクションを探検できるとひと安心。
アラビアンコーストへと向かう。

アラビアンコーストはアラビアン一色。 山はどこのシーンから見える。 海底2万マイル近く。

アラビアンコーストではTDLの「イッツ・ア・スモールワールド」を彷彿させる「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」を体験。意外に幼稚な私には息抜きも兼ねてじゅうぶん楽しめたのだが、シンドバッドのストーリーを知らないとつまらないかもしれない。ココは行列もできないだろうから疲れた体を癒すことを目的に入場するのは良いかもしれない。
この時点で11時を過ぎていたのでほとんどのアトラクションは人だかりだった。知人が面白いと情報をくれた「マジックランプシアター」は体験できなかった。噂によるとかなり面白いマジックショーを見せてくれるらしいので、次回は要チェックだ。

アラビアンコーストに隣接しているのがマーメイドラグーン。ここはリトルマーメイドが全体の主役をやっている海底王国だ。TDLのトゥーンタウンのようなところで幼児向きのところだ。大人には物足りないかもしれないが全体的に色が綺麗なのでそれなりに楽しめた。

再び「センター・オブ・ジ・アース」のあるミステリアスアイランドに出て「海底2万マイル」の場所を確認する。こちらはこの時点で90分待ち。

その後は、これも面白いと聞いていたポートディスカバリーにある「ストームライダー」の場所確認。すぐ分かったが、今度はこちらが整備点検のため運休とのこと。どうせ長蛇の列で乗ることはできないだろうと思っていたので、嬉しいようなつまらないような複雑な気分だった。「ストームライダー」はTDLの「スターツアーズ」のようなものらしい。

吊り革も窓枠もミッキーだ。 車内にはこんなインテリアも。

だいたい昼前には園内を一周できたので、今度は再入場のスタンプを押してもらい一度園外に出て、ディズニーリゾートを周回するディズニーリゾート・ラインに乗ることにした。これも事前に情報を教えてもらっていたディズニーデザインのパスネットを購入(後で分かったが、駅内で買うよりも園内のショップのほうが可愛いデザインが多い)。ディズニーリゾート・ラインは一周どこまで乗っても200円だった(1日乗車券は500円)。昼の時間帯で6分間隔で運行されていた。プラットホームはゴミひとつなく綺麗に清掃されているが、自分のゴミを捨てるゴミ箱がみつからないのが気になった。
電車の中は見事にディズニー・デコレートされている。座席シートの模様も吊り革も窓も全てミッキーマウスだ。座席横にはディズニー・キャラクターがが置かれてたりもする。

ディズニーリゾートを一周回って再び園内へ。
今度はショップ巡りを試みた。ショップはTDLとほとんど変わらないが「シー(海)」をかなりしていて、商品の全体的な色は青が目立っていた。TDL同様TDSでもいろいろとお土産を買って帰る人が多いことだろう。当然TDSにしかない商品も多いのでショップ巡りも大きな楽しみかもしれない。

ヴェネツィアン・ゴンドラからの街並み。 ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルを見ている人たち。

午後2時30分から中央の湖(入り江?)で行われる「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」まで1時間以上あったので、メディレニアンハーバーに足を運ぶ。30分待ちということなので「ヴェネツィアン・ゴンドラ」に乗る。これは運河からメイン・シーの入り江の片隅までをゴンドラで周遊するもの。特にお薦めするほどでもないが、疲れをとるための息抜きには良いかもしれない。

ゴンドラ下船後、アメリカンウォーターフロントに行く。
時間がちょうど合ったのでショー劇場「アンコール!」を見る。これが思わぬ収穫だった。ブロードウェイのショーの歴史をオムニバス形式で見せるものだ。約40分ぐらいのショーだがかなり質も高く楽しめるので、TDSに行ったら絶対に見るべきだとお薦めしたい。

ショーが終わるとちょうど「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」が始まったところだった。TDLのパレードとは違って水上が舞台なので見た目にはなかなか新鮮だ。モーターボート、山車のような船をふんだんに使った派手なショーだが、水上という舞台スペースが広すぎて散漫な感じがしてしまうのも事実だ。このショーも期待以上ではなかった。

大きな船はレストラン。 ポートディスカバリーにあるアクアトピア。

ショーが終わってやっと「インディー・ジョーンズ」の時間になったのでアトラクションへ向かう。途中、ポートディスカバリー区を通ったら「ストームライダー」が動いていて、かなり人が並んでいた。このように運休アトラクションもいきなり再会することもあるので情報収集には注意をはらいたい。
「インディー・ジョーンズ」はファストパス入口から入ると10分程度でアトラクションに乗ることができた。12人乗り(4人×3列)のトロッコのようなカートでいざ進行。「センター・オブ・ジ・アース」と違ってこちらはかなり面白い。映画「インディー・ジョーンズ」のテーマ曲が冒険心をかり立てる。音楽だけでなくコース途中は映画のシーンを思い出してしまう演出も多数ある。そしてあの大きな石球が転がってきて・・・。
TDL「スプラッシュ・マウンテン」と同様にコース途中でストロボが光り写真が撮影が行われる。アトラクション終了後、出来上がった写真を見て買うことができる。値段は1050円なり。

私も思わず目を閉じてしまった・・・。

「インディー・ジョーンズ」終了で東京ディズニーシー初体験はほぼ終えた。夜8時からセンターシーで行われるディズニーシー・シンフォニーまでは体力ももたないだろうし、帰りに駐車場を出るのは大渋滞で相当なエネルギーを損失するらしいと聞いていたので夕方6時前にはTDSをあとにした。もちろん駐車場はスムーズに出ることができた。

東京ディズニーシー、素晴らしいテーマパークがまたできたということは確実だ。ただ、このテーマパークはハッキリ言って「ディズニー」なのかというとちょっと疑問が残る。もともとディズニーの海関係のキャラクターは陸のキャラクターに比べると知名度が低い。だから陸のキャラクターの人気者を登場させるしかないわけだが、このドッキングにはかなり無理がある気がした。
TDSはTDLと違ってお酒も飲めるし喫煙スペースも多い。ミラコスタというホテルも園内にある。TDLに比べて明らかに大人をターゲットとして作られているようだ。TDL入場者数の97%がリピーターらしい。TDSの成功は大人がリピーターになるかどうかにかかっているように思える。ちなみにTDSの広さはTDLより少し狭いぐらいでほぼ同じくらいらしい。

最後に補足を少し。
インフォーメーション・ボード
TDSに入園してすぐあるのが地球の形をした噴水。この広場ディズニーシー・プラザからメディテレーニンハーバーに入ったすぐ左側にインフォメーション・ボードがある。
このボードは要チェックだ。今現在稼動しているアトラクションと運休しているいるアトラクションの情報を知ることができる。もちろん再開アトラクション情報。ファストパス終了情報。待ち時間情報なども仕入れることができる。

インフォメーション・ボード。 各アトラクション情報が随時更新されている。

ファストパス
ファストパスはアトラクション入場予約証のことだ。ファストパスを発行しているアトラクション(TDSでは「センター・オブ・ジ・アース」「インディー・ジョーンズ」「マーメイドラグーンシアター」の3つ)の入口に発券所がある。このパスを持っていると指定され時間内であれば待ち時間を大幅に短縮して別入口からアトラクションに参加することができる。
例えば、私の「インディー・ジョーンズ」の場合、発券された時間は10:16。指定された時間は15:35〜16:35とあった。この場合、15:35から16:35の時間内に再び「インディー・ジョーンズ」に戻ってくればファストパス専用入口から入場することができる。スタンバイで並んでいる人を尻目にほとんど待たずしてアトラクションに乗ることができるのだ。
ファストパスは一度発券してもらった後は、2時間後あるいは入場予約時間を消化した後に再び発券してもらうことができる(10時に発券されて入場予約時間が12時以降なら12時に、入場予約時間が12時以前ならその時間以降に)。今回の私の場合だと12:16以降に別のアトラクションで発券可能なわけだ。以前は、発券されたアトラクションを消化しないと次の発券はできなかったがシステムが変わったようだった。
ファストパスとスタンバイ(普通に並ぶ)、この2つを上手く使い分けるのが両ディズニーを楽しむコツといえるだろう。

さて、TDSができたことによりディズニーは大きな問題に直面した。
それはミッキーの存在だ。ミッキーは「一人きり」がディズニーの理念だった。従って、ショーの時間やパレード、園内のミーティングサービスなど複数ミッキーが存在しないようにスケジュールが組まれていた。
その理念もTDLのトゥーンタウンにあるミッキーの家が登場したことにより曖昧になってしまった。
そして今回、TDSができたことにより、ミッキーは確実に2人は存在することを証明したことになってしまた。はたしてミッキーは今後更に増殖するのか?


旅情TOPへ戻る