プライベート・ライアン ネタばれ度:☆☆☆

「シンドラーのリスト」以来になるステーブン・スティルバーグの戦争映画は8人の兵士が1人の兵士を探すという任務を全うする人間ドラマです。
主演のジョン・ミラー大尉にはトム・ハンクス。そして新兵のライアンには「グッド・ウィル・ハンティング」のマット・デイモン

テレビや映画で女の人が痴漢にあった時に「きゃー」と悲鳴を上げるシーンは当たり前のこととして認識してしまっていますが、実際に痴漢に遭遇した人によると「あんなにきれいな悲鳴なんかでない」とのことで、なりふりかまわず「ぎゃー」と色気もなにもあったもんじゃない悲鳴しかでないとまで言っていました。
今まで数多くの戦争映画で残酷シーンを疑似体験してきましたが「プライベート・ライアン」での戦争シーンこそが、実際の戦争ってこうだったんではないかと思わせられるものになっています。
戦争シーンのリアルさばかりに目がいってしまうばかりでなく、ライアンを探し出す8人が繰り出し、遭遇する人間ドラマは見終わった後、家に帰ってから重くのしかかってくる感じです。
黒沢明監督が亡くなってスピィルバーグがコメントしている姿がテレビで映し出されてから思ったのですが、この「プライベート・ライアン」は黒沢監督の「七人の侍」的要素がたいへん多い気がします。さしずめトム・ハンクスのジョン・ミラー大尉が志村喬の勘兵衛といったところです。
たまには1人で映画を観るのもいいかもしれませんね。170分。


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