シュリについて知人へ送った文

私は、本読んでから見たので、一番泣けたところは、冒頭のイ バンヒが訓練を受けて勝ち上がっていく?過程と皆に見送られて任務に送り出されるところだったんです。
本では、イ バンヒは劣等生として入隊してきます。自殺も考えます。イ バンヒの父親は外交部副部長で公開処刑されています。劣等生の頃からのイ バンヒをパク ムヨンはずっと見続けています。
途中、パク ムヨン達が劇場におびき出されて、追撃にあい、爆破により自決する女性もイバンヒが弱虫の頃から、何かと面倒をみてきた女性でした。

その劇場追撃シーンで、市中に出て、人質にするシーンのあと、唐突に、ユ ジュンウオンがイ バンヒを尾行するシーンに変わってしまいます。
そして、イ バンヒの正体が発覚します。気が動転して、熱帯魚屋を去ったユ ジュンウオンのあとに、パク ムヨンがやってきて、イ バンヒの心変わりを責めます。
そして、イ バンヒは自殺を図りますが、拳銃には、弾が入っていませんでした。
更に、パク ムヨンが何者かを後ろから殺害するシーンもありました。

ここの所は、本ですと、人質をとったパク ムヨンは、「勝負はこの次までお預けだな」みたいなことを言って、イ バンヒとともに逃げるんです。
その時、人ごみの中に、前に喫茶店で狙撃されたユ ジュンウオンの知人の検察庁の人間がいるわけです。彼は、ユ ジュンウオンに目で合図を送り、彼は、パク ムヨンを。ユ ジュンウオンはイ バンヒを尾行するわけです。
パク ムヨンは途中、尾行に気づき、その尾行者(検察庁の人間)を殺害します。
その後に、イ バンヒの熱帯魚屋に行きます。そこで、映画同様、イ バンヒの心の揺れを責めます。そして「尾行がついていた」と言います。イ バンヒはギョッとします。更にパク ムヨンは「尾行者は始末した」と言います。
イ バンヒはてっきりユ ジュンウオンのことだと思い、自暴自棄もあって、自殺を図ります。思いとどまらせたパ クムヨンは帰り際に、「ユ ジュンウオンではない。腹の出た男だ」と言って去って行きます。

スタジアムの調光室で、ユ ジュンウオンとパク ムヨンは最後の死闘をします。
その時、パク ムヨンは、ユ ジュンウオンに言います。「お前は、イ ミョンヒョンは愛せたが、イ バンヒは愛せなかった・・・。だが、俺は、イ バンヒもイ ミョンヒョンも2人とも愛していた。それが俺とお前の違いだ」
パクムヨンの心の動きやイバンヒの訓練時代の心の動きなどがあってこそ、この映画は面白いはずなんです。それが描けていません。
だから、この映画は、「読んでから見るか、見てから読むか」以前のもので、読まないと何も分からないんです。

私の個人的な想像としては、ある人が「最後、イ バンヒは、ユ ジュンウオンに自分を撃たせようとして、自ら仕組んだ」と言っていたのですが、イ バンヒは、ヒュドラとして生きてきたが、イ バンヒとしての任務を果たせなかった(愛が邪魔した)。同様にユ ジュンウオンもイ ミョンヒョンに対してはヒュドラとして生きてきた。
だからイ ミョンヒョンを愛するユ ジュンウオンではなく、イ バンヒを憎むユ ジュンウオンに殺してほしかったのだと思うんです。

死闘の際に残したパクムヨンの言葉。キッシンググラミーのエピソード。そして、最後の取調べでユ ジュンウオンが「ユ ジュンウオン室長は・・・死にました」と言います。
それらから、私は、ユ ジュンウオンは、死んだと思います。