ワイルド・シングス ネタばれ度:★☆☆ 映画会社から配布されたパンフレットに注意書きとして次のような文があったことをまずお伝えしておきます。 「警告!!本編をご覧になる前にストーリーを読まれるのは危険です。」そして「◆お願い◆本作ではエンド・マークの後に謎解きシーンが登場します。映画をご覧になる際は、すべての上映が終わるまでお席を立たないようにお願い申し上げます。」 そうなんです。映画館で場所とりでエンド・ロールの途中から入ってくる馬鹿者達がこの映画ではひどくガッカリする姿が目に浮かんできます。 出演は、高校教師にマット・ディロン、女子高生にスクリームのネーブ・キャンベルとスターシップ・トゥルーパーズのデニース・リチャーズ、地元警察刑事にケビン・ベーコン、弁護士にビル・マーレーにデニーズの母にテリサ・ラッセルといった具合に新旧注目役者が勢揃いの大サービス映画です。 ストーリーは、フロリダの高校を舞台にしたレイプ事件をきっかけにした殺人事件をめぐる2転3転、いや4転5転の大ドンデン返し謎解き映画。解決したかと思えば、最後のエンド・ロールの中でおまけ的真相が登場するので、冒頭の注意書きになるという訳です。 あとは見てのお楽しみということにしておきます。 不思議な魅力のネーブ・キャンベルの存在感と超アイドル的なデニース・リチャーズの魅力、すっかりおじさん役にも似合うようになったマット・ディロン、転んでもただでは起きない感じのビル・マーレー、「ジェラシー」が懐かしいテリサ・ラッセル、ストーリー以外でも楽しめる要素がいっぱいの娯楽サスペンス映画です。108分。 |
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