SPEED、DA PUMP、MAX、安室奈美恵 / 1999.8.29 千葉マリンスタジアム

ラストサマー・フェスティバルとうタイトルで定着した夏休み最後の土日イベントが千葉マリンスタジアムで行われました。今年の参加は、安室奈美恵、MAX、SPEED、DA PUMPの4組。
会場はほぼ満員で観客数は3万をちょっと欠けるくらいだと思います。翌日最終日の当日券発売の案内をしていたぐらいなので3日間完売という具合には行かなかったのでしょう。

今回の参加4組を1度に見られるのはチャンスと思い足を運んできました。幕の内弁当イベントの良いところは個々を2時間近くも見なくてすむところです。
案の定会場は若い男女でうまっていました。小学生の子供を連れたお母さんたちが多かったのもこの4組の人気を物語るところでしょう。

トップを切ったのはSPEED。1曲を4人で歌いきり、その後は一人づつのソロ。そして2曲4人で歌って終了。この間約40分間。1組あたり40分のショーはほぼ理想の長さでしょう。
実は今回1番期待をもっていたのはSPEEDだったんですが、ちょっと期待はずれでした。4人の時はそれなりなのですが、ソロになってしまうと4÷4は1以下であったということです。個々の歌唱力にあまりにも差がありすぎました。

2番目はDA PUMP。客席両サイドからの登場で観客はおおいに盛り上がっていました。
HIP HOP、RAPを取り入れたスタイルは今の時代のアイドルといった形なのでしょう。器用な4人組で力のある内容だったと思います。
気になるのは、お子供だから仕方ないにしても本人たちは洋楽テイストを取り入れてカッコ良くしているのでしょうが、RAPの曲をカバーで自分たちのものにしてしまっているところに疑問を持ってほしいところです。RAPなんてのは歌詞に自分たちのメッセージをのせるのが基本なわけだから、人に作ってもらった曲や歌詞じゃ、大昔のグループ・サウンズと同じです。
勘違いが大きくなると、この4人組の中から社会事件が発生するような不安感を抱いてしまいました。

3番目はMAX。ベテランになりつつあるMAXのステージも久しぶりに見ました。知人がこのMAXを絶賛しているので違う意味でも興味をもって見ました。感想としては、太陽とシスコムーンよりはマシだという程度でした。相変わらずダンスは振り付けでしかないし、まったく成長力がありません。歌も一人に頼るところが多く、グループとしての力を感じません。
余談ですが、韓国に4人組の女の子グループでFIN.K.Lというのがいるのですが、アイドルぽい曲からモータウン調までこなすこの子達は機会があったらぜひチェックしてみてください。

ラストは安室奈美恵。ミディアム調の曲からスタートしたステージはちょっと痛々しかった。
大物感を演出しようとしている構成は無理がありました。見ていると、家に帰ったらローリン・ヒルを聴こうという気にしかなってきません。
ローリン・ヒルが大好きなアムロらしいですが、スタイルのみ真似るのではなく、出産してもカリスマ性を維持するにはどうしたら良いのかということを学ぶべきでしょう。このままでは間違いなく松田聖子への道を歩むことでしょう。

全体を通して言えることは「歌謡ショー」としては面白かったということです。テレビで見るのとほとんど同じでしかなくライブで見る価値というのがあまりありませんでした。
あと、各グループのセット(バンド)の転換時間なんですが、ほとんど同じようなアレンジのサウンドなんですから4グループ通して同じバック・アップ・バンドにした方が良かったんじゃないでしょうか。
あとは観客の問題なのですが、ダンス・レボリューションなどのゲームが流行っていることから最近の若い人たちはリズム感が良いのだろうと思っていたのですが、少なくても私の周りの若者のリズム音痴ぶりはひどかった。手揉みの手拍子はやめなさい。演歌じゃないんだから!

1999.8.30記


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