THE CREAM OF CLAPTON / ERIC CLAPTON 2000.10.25記

だいたいの発売レコードについては網羅していると自負している私だったが、このクラプトンのベスト盤はまったく知らなかった。中古レコード店で発見した時は「何コレ?」という感じだった。クラプトンのベスト盤は数多く発売されているし、しかもどれもこれも同じような選曲なので全く興味がなかった。
しかし、このベスト盤はちょっとお奨めしたい。

何よりもクラプトンがギタリストとして光り輝いていたころのクリーム時代の曲が入っているからだ。最近の(といってもここ15年ほどの)クラプトンしか知らない方はグラミー賞にもノミネートされるほどの渋い歌声のおじさん、という印象しかないと思う。
しかし、1970年代のクラプトンは、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジと並んで3大ギタリストとしてイギリス、いや世界のロック界に君臨していたこともあるのだ。
ジェフ・ベックが孤高のギタリストとして、ジミー・ペイジが変人ギタリストとしてギター馬鹿の道を歩む中でクラプトンはギタリストとしての道ではなくボーカリストとしての道を最終的に選んだ。

このアルバムにはギタリスト・クラプトンのクリーム時代から5曲、スーパー・ユニット、ブラインド・フェイスから1曲、デレク&ドミノス時代から2曲、ソロ時代からは3期に分けて11曲の全19曲が収められている。
普通、ベスト盤というとCDプレイヤーのランダム選曲を使って順不同で楽しむという楽しみ方もあるのだが、このベスト盤に関しては1曲目から順番に聴くことをお奨めしたい。
時代の流れ、クラプトンの変化が十分に楽しめるからだ。1曲目から聴くにつれてのクラプトンの変化を円熟味とするか、あるいは堕落とするかは聴く人のクラプトンへの思い入れによっておおいに違うかもしれない。
だが、いずれにしても選曲に関しては素晴らしいので、どちらの立場で聴いても満足できるアルバムだ。

1.I FEEL FINE
2.SUNSHINE OF YOUR LOVE
3.WHITE ROOM
4.CROSSROADS
5.BADGE
6.PRESENCE OF THE LOAD
7.BLUES POWER
8.AFTER MIDNIGHT
9.LET IT RAIN
10.BELL BOTTOM BLUES
11.LAYLA
12.I SHOT THE SHERIFF
13.LET IT GROW
14.KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
15.HELLO OLD FRIEND
16.COCAINE
17.WONDERFUL TONIGHT
18.PROMISES
19.I CAN'T STAND IT


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