l.a.g.u Terbaik / Ikke Nurjanah 1999.09.30記

インドネシアというとガムランよりダンドゥットのイメージが大きいです。ガムランは民族音楽というか民謡の感じがして、おみやげ品のイメージがします。ダンドゥットはインドネシアが生んだリズムという感じがして自分の性に合っているようです。
ダンドゥットといえば、大御所エルフィ・スカエシ(この人、何歳なんだろう?)が思い出されますが、若手の期待として注目されているのがイッケ・ヌルジャナです。

バリ島に旅行した時にホテルのスッタフに「イッケのCD、買いたいんだけれど・・・」と言ったら、そのスタッフは急に笑顔になり、彼女(イッケは女性です)がいかに素晴らしく、インドネシアで若者の人気の的であるというようなことを話してくれました。以来、そのスタッフとは仲良くなり、観光案内までかって出てくれたほどでした。音楽はコミュニケーション・ツールとして重要であると再認識してしまいました。

この、イッケ・ヌルジャナのアルバム「LAGU TERBAIK」は収録曲が15曲。何曲か聴いたことのある曲が収録してあるので、もしかしてカバー曲アルバムなのかもしれません。 15曲目のBUNGA DAHLIは20年以上前にスネークマン・ショーのアルバムにも収録されていた曲です。この曲一曲聴くだけでも、このアルバムを買う価値は十分あるといえます。それほどこの曲は情感に溢れているし、イッケがカバーしているようにインドネシアにおいても人気の高い曲なんだと思います。
ホテルマンによるとイッケはダンドットの若手最大のホープということでした。それが本当であることはこのアルバムを聴けば十分納得できます。単調なリズムの中で重要視されるのは情感がすべてといっても過言ではないダンドットですが、イッケは巧みに情感を使い分け、見事に歌い上げています。

ガムランを聴いてインドネシア(バリ島)を思い出すのがインドネシア全体の雰囲気だとしたら、イッケのダンドットはインドネシアの細かい景色まで思い出すことが可能です。

インドネシアに旅行に行く機会がある人はイッケ・ヌルジャナという名前を絶対に覚えておいてください。かなりのお勧めです。


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