OOH LA LA / Faces

1973年にリリースされたロッド・スチュワート在籍のフェイセスの最高傑作アルバムです。
つい最近ロッド・スチュワートがこのアルバムのタイトル・ソングである「ウー・ラ・ラ」をリメイクしてリリースしたのでラジオなどでメロディーを聴いたことがあるという人もいるかもしれません。

このアルバムでの同曲はロッド・スチュワートが歌っているのではなく、フェイセスのリーダーだったロン・ウッドがボーカルをとっています。
そう、ローリング・ストーンズのギタリストのロン・ウッドです。
当時のフェイセスは小型版ローリング・ストーンズと言われイマイチ正当な評価をされていない傾向にありましたが、ボーカルのロッド・スチュワートとギターのロン・ウッドのコンビ、更にはベースのロニー・レーン、キーボードのイアン・マクレガン、ドラムのケニー・ジョーンズ、全員が非凡な才能を発揮していました。そのせいかミュージシャン仲間にうけがよく、キース・リチャードを始め数多くのミュージシャンがコンサートに飛び入り参加もしていました。

このアルバムはフェイセスが一番充実していた時期にリリースされたものでたった10曲40分たらずの作品ですがロッド・スチュワートの歌い声はただひたすら情感的に悲しいし、ロン・ウッドのギターはその音色に情熱がほとばしっているし、他のメンバーの演奏やボーカルもとても人間的に暖かさがでています。

今の時代はテクノロジー重視のサウンドになっていますが、このアルバムにこそロックの原点や本質があるような気がします。
それと今はアルバムの発表の手段がCDになっているので収録時間が60分以上が当たり前になっています。その結果どうしてもクオリティーの低い曲でも収録しなくてはならないという事情もあるのではないでしょうか。
本来アルバムは短くてもクオリティの高い楽曲を収録すべきはずです。
その意味でもこのアルバム「ウー・ラ・ラ」は究極のロック・アルバムと言えるでしょう。


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