005.1999.06 / UHM JUNG HWA 2000.02.10記

オム・ジョンファといいます。韓国音楽に興味ない人にとっては初めて聞く名前だと思います。
韓国に興味があって、音楽のことにも少しでも興味のある人なら全員知っていると言っても過言ではないほど、韓国の音楽界では、知名度の高いスーパースターです。
1999年10月に東京赤坂BLITZで「SuperStar from SEOUL 1999」というイベントが行なわれましたが、この時に日本で初のライブ・パフォーマンスを披露しました。

韓国では、シングル・レコードというのがないので、このアルバムは、1999年夏にリリースされた彼女の5枚目のオリジナル・アルバムになります。
日本で韓国のアーティストが紹介される場合、ほとんどが「韓国の○○」と紹介されます。日本進出が大失敗に終わったS.E.Sがデビューした時は、「韓国のspeed」でした。オム・ジョンファが先のイベントに参加したときの紹介され方は、「韓国のマドンナ」でした。この表現が正しいかどうかは実際に見た人が判断する他はないと思いますが、無理に誰かに例えるのであれば、日本では工藤静香ではないかというのが私の思うところです。

このアルバムのプロデュースはキム・チャンファンといって、これもまた「韓国の小室哲哉」などと紹介されている人で、韓国の音楽シーンでのキーマンといえる人です。
アルバムは収録時間がおよそ45分、収録曲は11曲。いつも70分近くのCDを聴いている私たちには、短いというよりも、ちょうどよい長さのアルバムです。シングルがない代わりに一枚のアルバムの中から3曲ほどのビデオ・クリップを順次発表していくのが、韓国のレコード・プロモーションのおおよその流れです。このアルバムの中からも「モルラ」「FESTIVAL」の2曲がビデオ・リリースされていますが、どちらの曲も全く似ても似つかない作風、仕上がりです。この2曲に限らず、全体的にバラエティとんだ作風の曲が散りばめられています。唯一の共通項はダンス・ミュージックであることでしょうか。
このアルバムがリリースされた99年中期より韓国は日本でいうところの、テクノ、ユーロ両ビートが主流を占めています。このアルバムもそのさなかの発売なので、当然ダンス・ミュージックが主体になっています。ただ、単調なリズムの繰り返しと違って、彼女の曲は、どれもメロディがすごく耳に残ります。彼女の歌い方にどこか哀愁があることも他のダンス・ミュージックと一味違うところといえるのかもしれません。

外国の曲というと英語なれしてしまっている私たちですが、韓国語で歌う彼女のダンス・ミュージックは必ずや満足のいくアルバムと自信を持ってお薦めできます。
なかなか手にしにくい韓国のレコードですが、タワーレコード、HMV、そして韓国街でちょっと意識して探して見て下さい。損は絶対にありません。日本での価格は、だいたい2200〜2500円ぐらいです。


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