バス・ジャック雑感 2000.5.4記

バス・ジャック事件がありました。犠牲者が出たのはなんとも残念な結果でしたが、何はともあれ解決してよかったです。

ちょっと気になったのは、犯人の身元が分かるにつれてテレビ報道が「犯人は精神病院への入院歴あり」とか「通院歴あり」とかを勝ち誇ったように強調していました。
まずいんですよね、こういうの。世の中には精神のコントロールを自分でできない人たちが多数います。でも、ちょっとしたキッカケで立ち直れる人もたくさんいるんです。日本は「精神科」という言葉をマイナス要因の一つとして受け止める傾向が多いです。
極端なことでは、「対人赤面症」なんてのも実は「精神科」のジャンルで比較簡単に対処できる場合もあるんです。
でも、「精神科に通院」という事実は地域生活社会では大きくマイナス要因とされてしまいます。
「精神科医でクリニック」が今や当り前と化している「15分マッサージ」と同じぐらい気軽に受けられる環境が社会に根付けば、もう少し、心悩める人たちの救済ができるのに残念でなりません。
今回の事件報道は今後更に犯人の「精神障害」というようなことばかり、クローズアップされることでしょう。
このような報道が、軽い情緒不安定程度の精神障害をも「差別的」な強迫観念を与えていくことになることを考えるべきなのではと思ってしまいました。

ここまで「精神病」を特別扱いしてしまうと、しまいには精神科で治療受けるという既成事実を作る。そして、本来の目的とする犯罪を起こす。というような確信犯を誕生させることになるのではないかと思います。

余談ですが、最終的に強行突破という手段に出るのであれば、早い時期での狙撃が一番良かったのではと、私自身は思っています。
残念ながら罰則による前例が、犯罪を未然に防ぐ一番の方法になりつつある世の中になってしまっています。
こんなことをしたら、撃たれて殺されても仕方がない。だからやめようよ。こんな方法しかないのかもしれません。

昨日からの事件を見て、ちょっと思ったことを書いてみました。
お叱りもあろうかと思いますが、正直な気持ちです。


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