メディアージュで映画を見た。 2000.7.21記

東京の流行最先端になった感もあるお台場に新名所として4月にアクアシティとメディアージュができた。アクアシティの方はデックスと同じようなファッション・テナントの集合ビルなのだが、メディアージュの方は最新エンターテイメントを楽しめるアミューズメント型のビルとされている。できたて当初に行ってみたら、遊園地のような体験型アトラクション(オバケ屋敷のようなもの)がチョコチョコあったりしてなかなか楽しそうだった。
メディアージュのもう一つの売りが「新しいタイプの映画館」らしいのだが、今、流行りのシネコンとどこが違うのか楽しみにしていた。

そしてついにそれを体験することができた。2階にチケット・ブースがあって、まずここで希望の映画のチケットを購入する。今どきの映画館らしく上映ごとの入れ替え制なのだが、メディアージュはそれに加えて全席指定のシステムを導入していた。
早速、列に並んで自分の番がやってきた。係員のおねえさんが「前の方と後ろの方とどちらがよろしいですか?」と言うので、私は「後ろの方」と言った。
すると驚いたことに紙に印刷されてある座席表を出して、「今、こことここらへんが空いていますが」ときた。おいおいメディーアジュなんて名前を名のっているのだから、空席が一目で分るようなモニターとかないのかいな。あの儲かっていない松竹の歌舞伎座のチケット発券所でもその程度のコンピュータは導入しているというのに、一応東京の最先端なんだから、どうにかならないものかね。とちょっと呆れてしまう。

チケットを買って一階に降りて、館内に入ろうとしたら飲み物やポップコーンなどを売っている売店を発見。その横には小さな文字で「食べ物は館内に持ち込み禁止」と書いてある。そうか、じゃ食べるのやめようと手ぶらで館内に入る。
中に入るとセンターの通路のすぐ後の2列が「プレミアム・シート」だ。1人3000円で販売されているベンチ・シートの席だ。一組の男女が座っていたが、女性の方はちょっと恥ずかしそうだ。他の客たちの好奇の目にさらされている。
指定された自分の席に座ってビックリ。場内は驚くほど空いていた。なのに私の席の前後3列ずつぐらいだけが異常に混んでいるのだ。見やすい席から中心に販売していくという判断なのかもしれないが私の周りだけヤケに人口密度が高くて息苦しい。
近くにいた、案内係のおねえさんに「始まったら空いているところに移動して良いんですよね?」と質問したら「いいえ、全席指定になっていて、チケット・ブースでも席は替えられないと申しておりますので」と言われてしまった。まぁ、いいか。と自分の席について上映開始。
おいおい、食べ物食べてる音がアチコチからするぞ。なんだよ、これじゃなんか買ってくるんだった。
映画は面白かったのだが、人口密度が高くて息苦しい映画鑑賞だった。ちなみに案の定、他の席はガラガラで居心地が良さそうだった。

たしかに器は立派なのだが、「メディアージュ」という名前にすっかり負けてしまっている映画館だった。チケットの発券システムは先に書いたように肝心なところがアナログ対応だし、おねえさんのチケット配券のセンスもない。というよりも教育すら受けていないのだろう。ここはひとつコンサート・プロモーターのところにでも修行にいって勉強した方が良いかもしれない。
プロの配券テクニックは、お客に実際の入場者数を少ないとは感じさせないほど客を散りばめて座らすことができる。これはなかなか見事の技だ。。
今回の私を含めた5列ぐらいのギュウギュウ状態、前の方の席から見たら悲しいほど滑稽だったんだろうなぁ。
はっきり言って、メディアージュで映画を見るよりはマリオンなんかで見た方がよほど「映画見たぁ」感はある。一度ぐらいは話の種に良いかもしれないが、きっと「もうイイや」と感じることだろう。
これからメディアージュで映画を見る予定がある人に注意を。
前売り鑑賞券を買っている人も座席指定券に交換しなくてはならないので、早目にブースに行って交換を。
それと駐車場が高いので車で行くことはお薦めしない。一人分の映画代ではすまないぐらい高い。


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