太田房江大阪府知事 vs 日本相撲協会 2000.2.9記

大阪に日本初の女性府知事が誕生した。
その太田府知事が府政以外のところで早くも注目されようとしている。
大相撲大阪場所の千秋楽で優勝力士に授与される府知事賞を自らの手で渡そうと土俵にあがると表明したのだ。相撲は女人禁制、土俵に女性はいまだかつてあがったことはない。
1990年にやはり「女性初」という冠がついた時の官房長官、森山真弓衆議院議員が総理大臣杯授与のために土俵にあがりたい旨を表明したが、日本相撲協会が難色を示し、実現しなかった。
2000年になった今、今回はどうなるか注目されるところだが、日本相撲協会の時津風理事長は「伝統文化を守っていくという日本相撲協会の立場には変わりない、府知事にも理解いただけると思う」と今回も拒否の意思を示している。
おりからの八百長疑惑のさなか、開かれる相撲を目指すべき日本相撲協会が時代錯誤はなはだしい見解を述べているあたりに日本相撲協会のセンスのなさが感じられる。

「国技(?)」と自惚れたぬるま湯体制がこのような横柄な発想になっているのだろう。私の大好きなプロレスと相撲にどれだけの差があるのだろうか。プロレスも相撲もショー・スポーツとして何ら変わりないとしか思えない。大きく違うのは、プロレスは常に「八百長」という言葉と一緒に成長してきたおかげで、今、真剣にプロレスは「本気」か「八百長」かなどと論じる者は誰一人いない。それらを超越したところで、独自の世界としてある程度の認知をされ、今日に至っている。
かたや相撲は、「八百長」という言葉に対していつも背中を向けて通り過ぎてきた。そのツケが今、回ってきたというところだろう。2横綱が外国人である相撲が純粋に伝統文化を継承しているとなんで言えるのだろうか。大きく門戸を開けたのであれば、ショー・スポーツとして、エンタテインメントを目指す方が、いさぎよいし、楽なような気がしてならない。

もともと力士出身の人たちで形成されている日本相撲協会。彼らが現役力士だった頃は、勝利者インタビューなどで、そろいも揃って、「はい・・・」「そうすねぇ・・・」としかいえなかった。そんな連中が考え、発言し、運営しているのだから、多くを望むこと自体が無理と言えなくもないのではあるが。
こんなことをこれ以上長く続けていると、単なるフリークスの集団でしかなくなってしまう。


雑記TOPへ戻る