ネットの困ったチャン 2003.7.12記

過去ログのいくつかを保存してあるがヒドイ内容だ。
ブロードバンド時代・・・という言葉すら今では聞かなくってしまったほど古い感じがする。それほどインターネットの世界が世の中に根付いているということだろうし、高速常時接続が当たり前になってきたということなのだろう。
実際、個人のホームページを見ていると動画の導入などが多く見られる。芸能人・文化人にとってもインターネットやホームページは便利な道具のようだ。程度の悪い芸能レポーターの前にわざわざ姿をさらして無神経な質問を浴びせられるより、自分のホームページから一方的に情報を発信したほうがファンや理解者にストレートに気持ちを伝えられるという考えかたなのだろう。
もう今の社会ではパソコン、インターネット、メールはテレビと同じぐらい家電化しているということなのかもしれない。

猫も杓子もインターネット時代になって、古い人間にとっては娯楽の幅が増えてきたといってもいいだろう。遠く離れた子供達や孫達の様子をリアルタイムで知ることができるなどということは10年前ではちょっと考えもつかなかっただろう。
ただ、心配なのは便利さばかりが表面に出すぎてしまい、ネットの裏側に潜んでいる危険性がほとんど知られていないことだ。便利なものほど危険性という大きなリスクを伴うことを再認識する必要があるだろう。

ネットに関わっていると面白いことやギョッとすることに遭遇することが多くある。一番多いのは、掲示板関係のハプニングだ。つい最近もこんなことがあった。
犬仲間の数人がごく少数を対象にした、いわゆる「秘密の掲示板」を立ち上げていろいろ本音で語り合っていた。それが、ひょんなことからネットの表舞台にその掲示板の存在を知られることになってしまった。しかも、困ったことに本人達はそんなことを全く知らないし、危機感も持っていないので言いたい放題のしっ放しだった。
そのうち、その言いたい放題はエスカレートしてしまった。そう調子に乗ってしまったのである。その掲示板の存在を知っている外部の人たちが話題の対象になり誹謗中傷のオンパレードとなってしまった。これには周りでROM(読んでいるだけ)だけしていた連中のほうが冷や冷やものだったようだ。
しかも、困ったことに「秘密掲示板」では悪口を言っている対象者に対して「表掲示板」ではあたかもイイ人を装って接触し続けているからたちが悪い。傍観者たちはどう思って覗き見していたのだろう・・・。
悪口なんてものは歯止めがきかないのだろう。ついには、特定の個人の家庭環境やその背景にまで及んできてしまった。こうなると掲示板書き込み者だけの問題ではなくなってしまう。その掲示板の存在を知っているネット上の不特定多数にも個人情報が流れてしまうことになるわけだ。

実は、この掲示板の主宰者及び参加者も中傷の対象になっている方も我が家の愛犬柴犬・大福を通じてのネットの仲間であった。このまま行くと悪口や中傷は更にエスカレートするだろうし、傷つく人も更に出てきてしまうだろうという危惧を感じてお節介ながらメールで注意をした。この「秘密掲示板」がその日のうちに閉鎖したことは言うまでもない。
こうなってしまうと参加者の気持ちはたまったものではないだろう。いったいいつから「秘密」ではなく「公開」の掲示板になってしまっていたのだろう。いったいどのぐらい大勢の人たちが掲示板でのやり取りを見ていたのだろう。対象となっている人もみていたのだろうか。考え出したら気が滅入ることばかりのはずだ。
実際、その掲示板参加者の方からメールもいただいた。不安だったのだろう。メールの内容でも私自身がどういう方法でその存在を知ったのかとても興味ありそうだった。ただ、自分達の非を認めることはあっても中傷対象者に対しての心遣いをあまり感じることはできなかった。

掲示板のやり取りの中でアクセス解析の話も何度も出ていた。そう、迂闊かなこの掲示板はアクセス解析すらとっていなかった。表のご自身たちのホームページにはオモチャみたいなアクセス解析が施されていたようだった。オモチャでも良いからその掲示板こそアクセス解析を施しておくべきだった。メンバーの中には一応パソコンに明るいとされている人もいたようだったが、どの程度の知識、意識の問題は推して知るべしであろう。

人と話しをするたびに注意することがある。ネット上での秘匿性なんて全く信じてはダメと。その通りでしかない。秘密だと思っているのは自分達だけでしかない。
これからネット上での出来事が発端となって起こる事件は増えていくだろう。このページをお読みいただいている方には言いたい。お子さんの写真をホームページ上に載せるのだけはすぐにやめたほうが良い。大きな事件の温床であることを知っておいて欲しい。
今回はたまたま自分の知る人たちの中での出来事だったが、全く関係ない人たちの「隠れページ」もほぼ毎日のように知ることとなってしまう。くれぐれも注意していただきたい。

最後に、今回のような「秘密掲示板・隠れページ」の存在がなぜ他の人たちの知ることになったのか。ご本人達もさかんに気にしていたのでこの場でお答えしよう。
それは、漏洩の一番原因ともされている『当該掲示板参加者』からの漏洩なのである。もちろん他にもいろいろな理由で情報が漏洩することはある。しかし、一番多いのは「ここだけの話」「他の人には黙っていて」「見るだけにしてね」という非常にシンプルな原因・理由が一番多いのである。人のクチに蓋をすることなどできないのである。
では、いったいいつから漏れていたのか・・・。それを知ると恐らく凹み度はレッドゾーンに達するであろう。
「敵は外にあらず」「灯台下暗し」・・・これぞある意味、生活的兵法なのかもしれない。


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